株式会社日本橋トラベラーズクラブ
ロシアの原風景と「奇跡のイコン」を追って・・・
鉄道で巡るロシアの原風景と『奇跡のイコン』美術の旅
ロシアイコン1
ディオニシのフレスコ画    ノヴゴロド変容教会
         ディオニシのフレスコ画             ノヴゴロド変容教会
企画者より
ロシアの田舎の家を訪れると部屋の右のコーナーに家族代々大事にしてきたイコンが飾られていることがよくあります。また子供が産まれると誕生日の守護聖人の名前を付けてその聖人のイコンをお守りとして持っている人が多くいます。イコンはロシア人にとって常に特別な存在です。イコンは通常湿気や気温の変化にも強い菩提樹や松の木板にテンペラ絵具で描かれます。平面的に描かれるのはイコンを「天国と地上を繋ぐ窓」とみなし、イコンを通して神様の世界を覗く為でもあります。ロシアには奇跡によって出現した威厳ある美しいイコンが各地に多く存在します。そして、それは都会の喧騒から離れたロシアならではの素朴で心安らぐ風景が広がる場所にあります。イコンを追ってロシアの古都を旅しましょう。
ツアーのポイント
トルガのイコン
ヤロスラヴリ近郊、ボルガ川右岸に白壁に囲まれてひっそりと建つトルガスキー女子修道院があります。ここにはロシア中から信者が訪れますがその目的は「奇跡のイコン」の拝観です。1314年プロコルス・ロストフ主教は森の中に輝く生神女のイコンを発見します。その奇跡を信じた主教は深く祈りを捧げ、その場所に教会と修道院を建てました。

フェラポントフ修道院の遺産群
1398年に聖フェラポントにより建てられた修道院。15世紀に建設された北方ロシアの建築物の中でも保存状態がよく、特に15~16世紀に活躍したモスクワのイコン画家ディオニシウスのフレスコ画は美しい。ロシアの正教文化が最も熟成した形でここに残されました。2000年に世界遺産に登録。
                  ~ロシアで活躍した3人のイコン画家~
     アンドレ・ルブリョフ
フェオファン・グレクに師事したロシア最高のイコン画家。アンドロニコフ修道院の修道僧として祈りをもってイコン制作に打ち込みました。代表作はトレチャコフ美術館所蔵『聖三位一体』。
          ディオニシ
15世紀末から16世紀にかけて活躍したモスクワ派の巨匠。ルブリョフの後継者とも考えられています。対称的な構図と優美な色彩が特徴的でフレスコ画も多く手掛けており殊にフェラポントフの壁画は有名です。
       フェオファン・グレク
14世紀後半にビザンチンからロシア・ノヴゴロドに移り住んだギリシャ人。伝統様式を守りながらも力強い輪郭と素早いタッチを特徴とします。
アンドレ・ルブリョフ    ディオニシ    フェオファン・グレク
世界遺産
◎コローメンスコエ主の昇天教会
◎ヤロスラヴリ市街の歴史地区
◎フェラポントフ修道院の遺跡群
◎ノヴゴロドと周辺の文化財