株式会社日本橋トラベラーズクラブ
“織りの里”クルテ地方を訪ねる東ブータンの旅
企画者より
・・・秋の収穫を終え、初春までの農閉期になると、村の女性たちはみな機織りにいそしむという。ここはブータン最北部にひそむ“織りの里”クルテ地方・・・昔からチベットとの交易が盛んに行われたこの地方は、8世紀グル・パドマサンババによって初めてチベット仏教が伝えられ、19世紀にはブータン初代国王が生誕した聖地である。かつて王族の女性に捧げらたクルテ地方の織りは、「キシュタラ」と呼ばれ、白地にほどこされた絹の繊細な縫取り織りは、今もブータン随一として名高い。チベット国境の雪山を仰ぎながらキシュタラの産地クルテ地方を訪ねる・・・
ツアーのポイント

ブータン基本情報

■正式名称:ブータン王国

■政体:立憲君主制

■元首:ジグメ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王(5代目)

■面積:38,394平方キロメートル(九州位)

■人口:約68万人(2009年)

■首都:ティンプー

■言語:ゾンカ語(公用語)、英語

■宗教:チベット仏教(国教)、他ヒンドゥなど

■民族:チベット系(約80%)、ネパール系(約20%)、少数民族

 

<先住民ツァンラの住む東ブータンと伝統工芸>

ブータンには、主に3つの異なる民族が共存しています。空の玄関パロや首都ティンプーがある西部に住むンガロンパは、9世紀頃チベットから移民して来たと言われています。これに対し、東部に住むツァンラは元来、ブータンの先住民であると考えられています。そして南部に住むローツァンパは、19世紀以降ネパールから移民して来た人々で、ネパール語を話します。この他、少数民族として山岳民族ラヤ、東部のインド国境近くに住む遊牧民ブロクパなどが知られています。ブータンの伝統工芸として有名な織物に加え、漆塗り竹細工も実は東ブータンが生産地です。とりわけ、クルテ地方(現在のルンツェ県)の縫取り織り“キシュタラ”やタシガン近郊ラディ村ブラ(野生蚕)を利用した織りは必見です。